相続で争ってしまうと、勝っても負けても互いに嫌な気持ちが残り続けます。
親の相続争いで、今まで仲が良かったのにお金が絡むと争ってしまうんだ…と
家族という関係が信用できなくなったお子様がいる例もあります。
争続(そうぞく)にならないために今からできることは「遺言を書く」!
遺言は法定相続分を変える唯一の手段
遺産を均等に分けることが、公平であるとは限りません。
(例)お正月のお年玉
・平等に渡す場合
小学生:1万円 中学生:1万円 高校生:1万円
となりますが、このように渡す家庭は少ないでしょう。
・公平に渡す場合
小学生:3,000円 中学生5,000円 高校生1万円
ただ全員に同じ金額を渡すことが必ずしも公平ではなく、年齢や必要に応じて金額を変えることが公平なんですね。
相続に関しても、「均等に分ける」ことが必ずしも「公平」ではないという話は、法定相続分にも通じます。
法定相続分は法律で定められた割合ですが、家族の事情や貢献度を考慮すると、そのままの分け方が必ずしも適切ではない場合もあります。
介護の負担や貢献度も相続に反映されるべき要素で、こうした点を明確にするためには 遺言書が不可欠です。
家族の中で、介護や貢献の度合いは一人ひとり異なります。
その大変さは、実際に経験してみないと理解できないことも多いです。
しかし、兄弟間でお互いに感謝し、親が残してくれた遺産に対しても感謝の気持ちを持てれば、相続争いは避けられます。
最終的に、円満な相続を実現することは、子育ての成功の一つの証と言えるのではないでしょうか。
相続がスムーズに進むことで、家族全体が親の意志を尊重し、互いに感謝し合える関係を築くことができるのです。
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参考資料: NPO法人相続アドバイザー協議会 相続アドバイザー養成講座第1構より抜粋
文責:光成 萌香
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