今日は前回に続き、先生に考えていただきたい財務戦略について書いていきます。
今回は「変動費」についてです。
変動費とは簡単に言うと、診療収入の増減に伴って増えたり減ったりする経費です。
代表的なものは材料費と技工費があげられます。
材料費や技工料などは、どれだけ節約できるかスタッフと一緒にアイディアを出し合うことが重要となります。
目安となる数値は、
技工料は収入に対し約12%です。自費率の高い医院ではもう少し高めの割合になるでしょう。
節約のポイントは、安さのみを追求しないということです。
いくら安くても技術力がないラボに発注するセットでの調整時間が増えてしまいます。
多少高くても一回で収まる精度の高い技工所を選ぶことが重要です。
材料費の節約ポイントは、
「在庫管理」の徹底です。
重複購入や減菌期限・消費期限切れを生まないようにしましょう。
無駄な在庫が置いてあるスペースにも家賃や固定資産税という費用が発生していることをお忘れなく!