昨年12月27日に『令和7年度税制改正の大綱』が閣議決定し、公表されました。

今後、この改正法案が国会で可決されると、改正法が成立することとなります。

今回は『令和7年度税制改正の大綱』で特に注目度の高い、年収の壁についてご説明いたします。

Q.年収の壁とは？

A.　それを超えると税金や社会保険料の負担が生じる一定の年収額の境目のことです。

報道等でご存じのとおり、今回の税制改正の大綱では「103万円の壁」を見直し、

123万円へと引き上げることが盛り込まれました。

この引き上げには次のようなことが期待されています。

①納める所得税が減税する

…この改正によって、基礎控除10万円UP＋給与所得控除の最低保証額10万円UPが実現し、課税所得が減少。所得税の減税につながります。

②働き控えへの対応

…「103万円の壁」を引き上げることで、パート・アルバイト従業員の就業調整を防止。労働供給を促進させることができます。

不明な点がございましたら、担当者及び弊所スタッフまでご連絡下さい。

参照：自由民主党『令和7年度税制改正大綱』

文責：飯田 浩登

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