今回も前回の続きです。

今回は「固定費」について書いていきます。

固定費とは、変動費とは逆で、診療収入の増減に伴わず、一定額に発生する費用です。

たとえば　診療所の家賃などがそれにあたります。

家賃は診療収入の増減に関係なく一定で決まっています。

では、固定費の科目ごとに戦略を考えてみましょう。

①人件費
総収入に対してスタッフだけでは約２５％以上が目安です。退職等で減った人員を補充するのではなく、一人二役三役体制に。

②家賃
開業の際に決まりますが、家賃相場が下がっている可能性があります。更改のタイミングで場合によっては値下げ交渉をしてみましょう。

③水道光熱費
ある程度削減することができますが、あまり大きな効果はありません。冷暖房を節約したり電気を消すとかえって患者さんが来なくなってしまう危険性があるので目標を設定しましょう

固定費は節約が難しい支出なので、極力増やさないことを重点的に考えていきましょう！